毎日を、できるだけ自分に心地良く生きるための生活の工夫をお伝えする「養生らいふ」ブログ執筆担当ののぞみです。普段は鍼灸院で、女性のための鍼灸治療をしています。
今回は、「眼精疲労を改善するツボ押し!第3選!」をお伝えします。
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まずはこのイラストで、目の周りにあるツボの位置をみてみましょう
奇穴を含めると本当にたくさんのツボがありますね。
全てのツボを押したり揉んだりする必要はありません。
セルフケアで使うのに良いツボを、3つに厳選してみました。
まず第3位「しはく(四白)」です
このツボは、目の疲れで顔の血色が悪く見える、クマが気になる、目がかすむ、乾燥するという方におすすめ。
目の中央から下方にあり、頬骨の上にあります。
小鼻の横まで行くと下すぎるので注意です!
指3本程を並べて、温めるようにしてくるくるとほぐすのがおすすめです。決して強く圧迫しなくて大丈夫ですよ。
ついで第2位は「たいよう(太陽)」です。
眉尻と目尻の中間あたりから、指幅の1本分外側にあるツボです。骨のくぼみのキワを見つけることができれば、完璧です!骨のくぼみがわからなければ、こめかみより少し内側のエリアであることを確認してください!
このツボは、目の疲れが偏頭痛にくる人、目の周り全体やまぶたが重い、目のかすみ・乾燥、メガネで額の外側が圧迫されている方などにおすすめです。
太陽は、第1位と迷うほど良いツボなのですが、ピンポイントでツボが探しにくいという点だけが惜しいので、第2位となりました!!
そして、第1位は・・・「さんちく(攅竹)」
このツボは、実際にPC作業やスマホなど、ディスプレイを見る時間がとにかく長い!!という方に圧倒的におすすめ。やさしくツボに触れて、くるくるとほぐしてください。温めても良いです。目の奥が痛む、いつも眉間にシワがよる、くびすじもガチガチになる・・こういう方には全員知っていてもらいたいツボです。
即効性があるツボ押しの方法があります。今すぐやってみてください。
眉毛の内端から、少し下がったところに、眼窩という骨のくぼみの縁を触ることができます。
目の内上方から骨の縁に向かって親指の腹でジワーーっと圧迫します!
何度もギュッギュと押してはいけせん!
ゆっくり、弱い力から程よく圧を入れて行きます。痛みを感じたらそれはもう押しすぎです!
ジワーーーーッと、5秒〜10秒ほどキープしてください。
この、キープが大切です! 指を離したあとにツボに血液が集まってくるのを促すために、必要な時間なのです。
このツボ押しは、作業をしながらでもさりげなくできる上に、誰にでも即効性が期待できるセルフケアです。
ただし、眼球が近くにありますので、目そのものを押してしまっていないか、注意してください。
押しているのが「目の上の骨の部分」であることを確認しましょう。
みなさまのデスクワークがはかどり、目の疲れも解消しますように。