ー座り姿勢が悪いことで起こる悪循環を断ち切る!肩こり、腰痛、目の疲れ、頭痛、猫背の予防に!ー
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正しい座り方とは
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座り姿勢のポイント「坐骨」
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一瞬で座り姿勢を整える方法
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リセットが大切な理由
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姿勢と胃腸の働き
正しい座り方とは
毎日デスクワークが多い方は、その「座っている時間の積み重ね」で、肩、腰、目、首、頭と、疲労が蓄積されてしまいます。その疲労を緩和させるには正しい姿勢で座ることが大切です。
さて、正しい座り方とは何でしょうか。
姿勢を正そうと思って、首スジや背筋を伸ばしたりした経験は誰にでもあると思います。
しかし、無理に背筋を伸ばしても、余計に疲れる、姿勢が保てない・・・。
そんな毎日の悩みを解決する、ラクに姿勢が保てる座り方のコツを紹介します。
座り姿勢のポイント「坐骨」
今回の座り方のポイントとなるのが、「坐骨」という骨です。ご存知の方も多い、骨盤の一番下方にある骨。
名前の通り、「坐る(すわる)骨」という意味がある坐骨。
イラストの【ココ!】の部位で座ることで、バランスのとれた楽な姿勢で座ることができます。
よく、「椅子の背もたれに深く座ると良い姿勢になる」と言われるのが、実はこの坐骨にポイントがあります。
深く座ろうとすると、お尻を後ろに引いて座ります。こうすることで、自然にこの「坐骨で座る」姿勢になりやすいのです。
これを背もたれの無い椅子や、柔らかい椅子、硬い椅子、深く腰をかけたく無い時など、どんな時にでも正しい姿勢で座る方法を紹介します。
一瞬で座り姿勢を整える方法
ステップ1
まずは、普段のように椅子に座った状態から、お尻の下に手を滑り込ませてください(手のひらはお尻の方を向けます)。そこで、手のひらに当たる骨が分かります。それが、坐骨です。
ステップ2
その骨に手を当てたまま、立ち上がります。
ステップ3
その手を当てている「坐骨で座る」ことを意識して、腰をかけてみてください。
その姿勢が、正しい姿勢となります。
なぜこれだけで楽なのかというと、自然に骨盤から背骨、頭までの重心が整っているために、無駄な負担のかからない状態だからです。
坐骨の場所を知れば、立っている状態から坐骨に手を当ててそのまま座るだけでもOKです。座る前のクセにしてみてください。
リセットが大切な理由
とは言っても、やはり仕事の姿勢の癖や猫背によって、普段の不良姿勢に戻ってしまいます。
何度戻っても、それでも良いのです!!
不良姿勢で長時間座り続けていた毎日に、「リセットする時間(坐骨座りの時間)」を取り入れてあげることが大切なのです。
その数回のリセットで意識的に正しい姿勢をとることで、疲れの蓄積を防ぎ、気持ちの切り替えにもなります。
そして、無意識に続けていた不良姿勢にすぐ「気がつく」ようになり、「リセットする時間」も増えて行きます。
姿勢と胃腸の働き
座り仕事が多い職業の方は、胃腸を弱らせることが多くなります。というのは、食生活やストレス過多が原因で胃腸を弱らせることだけが原因ではないのです。
猫背や前のめりの座り姿勢は、お腹を縮めてしまい、内臓を圧迫している状態になっています。その姿勢が長く続くことによって、胃腸の働きが悪くなり、食欲の低下や便秘などにつながることも。
デスクワークが多く、胃腸が弱い方は、特に「お腹をつぶさない姿勢」をすることが養生になります。ぜひ、習慣化してみてくださいね。