肩甲骨の構造をイメージして動かして、すっきり背中美人になりましょう!
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- 肩甲骨の位置
- 肩甲骨の動く方向6つ
- 天使の羽根トレーニング3つ
・肩甲骨の位置
肩甲骨は、背中でどの骨と関節してくっついているか知っていますか?
背中側の肋骨に乗っているような位置にあります。
背中側の肋骨の上に様々な靭帯や筋肉によってつなぎとめられていて、腕の動きに合わせて動きます。
※肋骨は、胸骨と脊柱と一緒に「胸郭」を作っているために、肩甲骨と胸郭の関節として『肩甲胸郭関節』と呼ばれます。
・肩甲骨の動く方向6つ
主な6つの動きは、「挙上・下制」、「内転・外転」、「上方回旋・下方回旋」という6方向に動きます。
動く方向は、イラストを参考にイメージをしてみてください。
・天使の羽根トレーニング
では、肩甲骨を3つのトレーニングで動かしていきます。
肋骨の上を滑るように動いているのをイメージするのが大切です。
肩甲骨の内転・外転トレーニング
①左右の手を身体の前で組み、左右に軽く引っ張ります。
②肩甲骨を「外転」させながら、腕を前に伸ばしていきます。
③そして、左右の肩甲骨を背中の中心に寄せるように「内転」させながら腕を引いていきます。
(この時、肘の角度は一定のまま)
上のイラストのように、肩甲骨が動く範囲で腕を動かせばOK。
肩甲骨を動かすことで、腕が前へ伸びる、後へ引くイメージです。
挙上・下制のトレーニング
①左右の手を身体の前で組み、左右に軽く引っ張ります。
腕を下に下ろし、肘を伸ばして、肘の内側を前に向けるようにしましょう。
②そのまま、肩甲骨を上げます。(肩・腕全体が持ち上がったような姿勢)
③肩甲骨を上げたところから、ゆっくりと下ろしていきます。
上方回旋・下方回旋のトレーニング
①腕を水平位置で真横にのばします。
②手のひらを後頭部に当てるようにして肩甲骨を「上方回旋」させていきます。
③次に、手の甲を腰に当てるようにして腕をまわし、肩甲骨を「下方回旋」させていきます。
3つのトレーニングは、各3回~5回行いましょう。ポイントは、腕や肩を動かす意識ではなく、「肩甲骨を動かすことで腕や肩が動く」をしっかりとイメージすること。
肩甲骨周りの筋肉が動き、背中が温まってくるのを感じると、ほぐれていきます。肩甲骨が自由に動く、美しい背中を維持していきましょう。